1948年になると、ケースの素材がニッケルシルバーから、ブラス素材に変わります。ヒンジは3バレルのままですが、現在のZIPPOの原型に近い形になりました。大戦後、ブラス素材もようやく市場に戻り始めた頃です。1947年中頃には新型インサートに変わり、当時のニッケルシルバー・ケースにクロームメッキされているものとは区別がつきにくいですが、メッキの剥がれによりニッケルの素材が表面に出ているケースも多いので、判断の材料になると思います。インサートはニッケルシルバーのままです。

1948 ブラス製Zippo ・ヒンジ /旧タイプ3バレル

・ケース/ブラッシュクローム・ブラス製 

・インサート/新型ニッケルシルバー製

・フリントホイール/交差歯(斜め格子パターン)

・カム/新型カム  波形カム・スプリング 

・チムニーホール数/16ホール

・ボトム刻印/キャンドボトム(窪み有り)、ZIPPO文字幅広

旧型インサートとの比較
インサート刻印 ボトム刻印