1951年になると、朝鮮戦争が始まりケース、及びインサートの素材がスチール(鉄)素材に変更されます。部分的なパーツについては以前と変わりはないようです。従来のブラス製のZIPPOと比べると開閉音が明らかに違いますし、ケース自体に磁石が引っ付きますので、見極めは簡単です。個人的にはスチール製ZIPPOが好きで、日ごろも使用する機会が多いです。あの独特の音はヤミツキになりますね。ボトム刻印はこの時期スタンプの出来が悪そうで決まったボトム刻印がなく、色々です。ですので確実な年代判別は難しいです。
保存状態はスチールのため錆びたZIPPOも多く見かけますが、やはりいい音しますよね・・・

・ヒンジ /5バレル

・ケース/ブラッシュクローム・スチール製

・インサート/ステンレス・スチール製

・フリントホイール/交差歯(斜め格子パターン)

・カム/新型カム・波形カム・スプリング

・チムニーホール数/16ホール

・ボトム刻印/キャンドボトム(窪み有り)、ZIPPO文字色々




         ボトム刻印
ボトム刻印は上部写真のようにいろいろ存在します。私はこの年代3個のZIPPOを所有してますが、一番上の刻印はかなりスタンプが潰れた感じです文字も滲んでボケた感じの刻印になってます。使用年数による劣化もありますが、あきらかにスタンプの出来が良くなさそうです。二段目と三段目はよく似てますが、よくも見ますと三段目の文字の方が若干太くスタンプされてます。微妙な差ですがこんな感じで数種類確認されているようです。

          インサート
左側のインサート刻印ですが、ZIPPOの文字幅が広いものと、狭いものが存在します。
インサート自体は素材がステンレス・スチールに変更されましたが、それ以外は1948年からのインサートと変わりはありません。