1946年前後のZIPPO社第二次世界大戦の影響で、ブラス素材の不足が続いていました。
大戦中も不足により、スチール素材で製造されてましたが、大戦後の46年からはニッケルシルバー素材に変更されています。
この1946年初期は写真にもありますように、メッキ処理はされず、そのまま素地仕上げでした。ニッケルシルバー素材の特徴である、アメ色の独特な色合いは当時、「シルバーのような輝き!」という文句で売り出されたようです。
注意点は、素地仕上げ(ノンメッキ)という状況から硬度に対して弱く、衝撃に対してはヘコミ等かなり気を使う素材でもあります。
この時期ZPPO社は、フリントホイール不良が発生し、5月から10月の製造再開まで、一切の製造を打ち切りました。よってこの素地タイプのZIPPOは5ヵ月ほどしか製造されていません。
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・ヒンジ /旧タイプ3バレル ・ケース/ポリッシュ・ニッケルシルバー製(ノンメッキ) ・インサート/旧型ニッケルシルバー製 ・フリントホイール/交差歯(斜め格子パターン) ・カム/旧型カム 波形カム・スプリング ・チムニーホール数/14ホール ・ボトム刻印/キャンドボトム(窪み有り)、ZIPPO文字幅広 |
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・ヒンジ /旧タイプ3バレル ・ケース/ブラッシュ・ニッケルシルバー製(ノンメッキ) ・インサート/旧型ニッケルシルバー製 ・フリントホイール/平行歯(水平パターン) ・カム/旧型カム 波形カム・スプリング ・チムニーホール数/14ホール ・ボトム刻印/キャンドボトム(窪み有り)、ZIPPO文字幅狭 |